貧困問題と経済援助
来る5月29,30日の両日、東京において世界銀行と財務省の主催により、Annual Bank Conference on Development Economics(世界銀行 開発経済に関する年次会合:ABCDE)という会合が、日本において初めて開催されることをご存知であろうか。
開発のための新たなインフラを考えるというテーマで、ノーベル経済学賞受賞者であるスティグリッツ教授、緒方貞子国際協力機構理事長などによる講演と討論が予定されている。
筆者は、たまたま知人が東ティモール関係のNGOに関係していたので、世銀による支援を検索していたところ発見した催しである。
日本も経済援助について、従来外務省、財務省などに分かれていた組織が統合されるとともに、その位置づけが内閣主導に変わっていることは認識していた。
今回の催しにおいて、日本が進めてきた無償、技術協力といった細分化された支援ではなく、開発途上国の立場に立った有効な支援策が国際的に打ち出されるか注目しているところである。
飢餓の撲滅、貧困の解消といった問題は、単に援助すればよいというものではなく、経済的自立に向けての具体的な解決が待たれていることは言うまでもないだろう。
そして、その為には、被援助国側にも血の滲む努力が必要であろうし、その努力が成果を生むような協力体制が必要であることも言うまでもないであろう。
世界銀行、国連という崇高な枠組みと先進諸国の協力体制が上手くシンクロナイズし、そして相手国側に受け入れる土壌ができて後、初めて実を結ぶ問題であり、今世紀中に人類はこの問題を解決できるか、期待したいところである。
関心のある方は、www.worldbank.org/abcde-tokyoをご覧下さい。
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